オウンドメディアの運用について調べたときに、普段聞きなれない単語に頭が混乱してしまう方もいるのではないでしょうか?また、なんとなく意味は分かっていても、きちんと理解できていない単語もあるのではないでしょうか。今回、基本的なWebマーケティング用語の解説をまとめました。
目次
Webマーケティングとは?
Webマーケティングとは何のことで、一体何ができるのでしょうか。まず、Webマーケティングのマーケティングとは「稼げる、物が売れるシステムを作る」ということで、Web上で稼げるシステムを作るのがWebマーケティングとなります。
Webマーケティングにすることで様々な施策を数値で管理できるのは大きな利点で、従来の紙媒体では把握しくれなかった情報を全て管理できます。ページの閲覧回数や滞在時間、何ページ見たのか、どこなら流れてきた顧客かなど、商品が売れる流れを把握できると言ってもよいでしょう。
その情報を基に方法を変えたり、試作したりと、どうすればさらに利益が増えるのかなど対策も立てやすいのはWebマーケティングの大きな特徴と言えるでしょう。
コンテンツマーケティング
インターネットや紙面も含めたマーケティング手法で、メインとなるのはインターネットでニュースレターなどを発行・情報提供して、顧客を獲得する方法です。
オウンドメディアマーケティング
今とても人気のある手法で、企業や個人が運営するメディア(ホームページ、SNS、ブログなど)を使って行う方法です。
オウンドメディアはインターネットの他、その企業や個人が所有しているメディア全てのことですので、ダイレクトメールやDVD、パンフレットなども含まれています。オウンドメディアは基本的にホームページやブログなどを利用して行いますので、コンテンツマーケティングと間違えられやすい手法です。
インターネットマーケティング
インターネットやE-mailを使って行う手法で、ホームページなどのサイト、SNS、メルマガなどで行う手法です。オウンドメディア、コンテンツマーケティングと間違えやすいので注意しましょう。
SNSマーケティング
FacebookやTwitter、インスタグラム、YouTubeなどのSNSを使って行う手法で、お客様とのコミュニケーションを取りながら信頼関係を深めていくことで顧客を獲得していきます。
以前購入した履歴がある企業や個人に対して、リピーターになってもらうようにやるのですが、信頼関係を築くためには商品紹介ばかりではうまくいきません。
口コミマーケティング
口コミで広がりそうな話題や記事を作り、SNSなど拡散できるツールを使って口コミで広めていく方法です。
口コミマーケティングには、バスマーケティングとバイラルマーケティングという2つの種類があり、バスマーケティングは芸能人など影響力の強い人から発信された情報を不特定多数の人に広めるための方法です。
バイラルマーケティングは、Webで面白いと思った記事や情報を不特定多数の人に瞬間的に広めるためのマーケティングです。
KPI
Key Performance Indicatorの略称で、重要業績評価指標と訳されます。KPIは、組織の目標を達成する過程を評価するための中間指標です。
組織の目標(KGI)をもとに、KPIを設定します。例えば、組織の目標(KGI)が「新規問い合わせ件数を月20件獲得する」であった場合、問い合わせを獲得する手段として、コンバージョン率を上げることや、自社メディアへのアクセス数を上げることが考えられます。
そのため、設定するKPIは「コンバージョン率を1%に上げる」「月間アクセス数を20万PVにする」などになります。一定期間毎に実測データをもとにKPIの達成状況を計測し、レビューします。
KGI
KGIはKey Goal Indicatorの略で、重要目標達成指標と訳されます。組織の最終目標を定量的な指標で表したものです。
抽象的なものではなく、「どこまでいったらその目標を達成したといえるのか」を具体的な数値を掲げて示します。
例えば、「お客様満足度向上」という抽象的なものはKGIにはなりません。「新規問い合わせ件数を月20件獲得する」等具体的な数値を盛り込んだものがKGIとなります。
KGIとKPIは並べて使われることが多いです。KGIは最終的な目標を示すもので、KPIは最終的な目標に向かっているかを測定するための中間指標となります。
PV
ページビュー(Page View)の略で、ウェブサイト内のページが訪問者によってアクセスされた回数を示します。訪問者1人が10ページにアクセスした場合、PVは10となります。
セッション
訪問者がウェブサイトに「訪問して離脱するまでの一連の動作」を指します。
ユーザーが1日のうちにウェブサイトを訪問し離脱したあと、再度訪問した場合はセッション数は2となります。離脱せずに閲覧し続けた場合は、セッション数は1となります。
CTR
クリック率(Click Through Rate)を指します。ウェブページに表示された回数のうち、どのくらいクリックされたかを割合で示したものです。
検索結果ページから自社サイトへの流入やWeb広告の反応率を示す指標となります。計算式は 「CTR=クリック数÷表示回数」となります。
CVR
コンバージョン率(Conversion Rate)を指します。サイトを訪れた人数や、セッション数のうち、どのくらいの人がコンバージョンに結びついたかを割合で示したものです。
計算式は「CVR=コンバージョンに至った人数÷母数(サイト訪問者数、セッション数など)」となります。定期的に集計し、値が低ければ改善する工夫が求められます。
CPA
Cost Per ActionまたはCost Per Acquisitionの略称です。顧客1人あたりを獲得するのにかかった広告単価を指します。
計算式は「CPA=広告費用÷コンバージョン数」となります。どの程度の単価で顧客を獲得したかを把握することで、広告出稿がコストに見合っているかどうかを検証できます。
CPC
クリック単価(Cost Per Click)のことです。
クリック課金型広告を出稿したときに広告主が払う、クリック1回あたりのコストを指します。
UU
ユニークユーザー(Unique User)のことです。特定の期間内にWebサイトを訪れた、重複しないユーザーの数を指します。
Webサイトを訪れた回数や読んだページ数は関係なく、サイトを訪れた人数の合計値です。何人の人にWebサイトを利用してもらえているのかを示す指標となります。
クッキー(Cookie)
Webサイトを訪問した時に、利用者の固有の情報をブラウザに蓄積する仕組み、または仕組みに使われる小さなファイルの事を指します。
利用者がクッキーを利用する目的は、同じ情報を何度も入力する手間を省くためです。
以前訪問したWebサイトであれば、ログインIDやパスワードなどが自動的に入力され、入力の手間を省きます。
Webサイトに訪問したユニークユーザー数の集計は、送信されたクッキー情報から解析しています。
モバイルフレンドリー
Googleが2015年4月21日に実装したアルゴリズムのひとつです。
スマートフォンに適したWebページの評価を引き上げ、適していないWebページの評価を引き下げる仕組みを適用しました。
Googleがモバイル対応を重視している姿勢であることから、モバイル対策の重要性は一層高まっています。
まとめ
Webマーケティングを任された以上は知らない知識は勉強し、わからないことは調べて把握し、Webマーケティングが成功するように運用することが大切です。
Webマーケティングで出てくる用語を把握するだけでも色々見えてくることがありますので、まずは用語を把握し、SEOを把握し、Webマーケティングを把握するというように段階を踏んで勉強していくと入りやすいでしょう。