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インターンシップで学生の志望度を上げる方法3選

就職活動においてインターンシップは学生と企業の両者にとって大切な交流の場ですね。学生のインターンシップ参加理由に社風を体感したい、社員の人に会えるという意見があることをご存知でしたか?そうなのです。採用担当の方の振る舞いを学生は良く見ているので、本日はインターンで学生のハートを鷲掴みにする対応を3つご紹介します。

その1.アイスブレイクできてますか?

アイスブレイクの時間をとることを大切にしましょう。インターンシップに参加する学生の大半は緊張しています。他の学生と仲良くできるか、企業の人は怖くないか、心配事は絶えませんよね。緊張している学生にとって、話しかけてきてくれる社員の方に悪い印象を持つ人はいません!それどころか、フレンドリーな社員さんという好印象を持たれるはずですよ。

ある首都圏の大学生に聞いたところ、インターンシップ前にアイスブレイクをおこなった会社は5社中1社だけでした。その1社は、自分の趣味について話を始める『自己開示』という手法をとっていました。緊張をほぐすためには、学生に質問をする前に『自己開示』をすることは有効な手段と言えますね。

きっかけさえ掴むことができれば、学生同士も打ち解けることができます。そうしたら、グループワークも有意義な時間になることでしょう。また、学生の緊張をほぐすことができれば、学生の素を見ることができるのではないでしょうか。入社後に悪いギャップを生まないためにもリラックスした学生の様子を見ておきましょう。以上挙げたようにアイスブレイクの時間を取ることにはたくさんのメリットがあるんです。

アイスブレイク実践編

アイスブレイクの話題としておすすめできるものは、食べ物や趣味についてです。就職活動の状況を聞くことも悪いことだとは思いませんが、もし内定を獲得している学生がいたら他の学生たちの間に緊張が走り、焦りが生じてしまうでしょう。

せっかくのリラックスの場なのに勿体ないことです。他にも、グループに同じ大学の学生がいたら他の人が置いてきぼりになってしまいますよね。以上の理由から、視野を広く持ってグループの皆んなが楽しめる話題を提供できるようになりましょう。

次に、具体的なアイスブレイクの方法ですが、個人よりグループに話しかけましょう。学生の気持ちになってみてください。他の学生が社員の人と話している様子をみて、何話してるんだろう?選考に関わることかな?顔を覚えられることは有利って聞くし自分大丈夫かな?など不安になることもあるはずです。嬉しいことや楽しいことより悔しさや不安という負の気持ちの方が人間は残りやすいので、他の学生に不安要素を与えないようにしましょう。

その2.不安に寄り添えていますか?

就職活動をしている学生は常に不安を抱えていると言っても大袈裟ではありません。就活会議とHR総研が共同で実施した2021年卒学生に対してのアンケートでは約7割の学生が不安を抱え就職活動をしていることが分かります。社員の何気ない行動や発言にも繊細に反応してしまいます。

積極的に話しかけてくる学生もいれば、内向的な学生だっています。話しかけてくる学生はかわいいですよね。話も弾むかもしれません。しかし、内向的な子にも話題を振って皆んなで会話をするという配慮ができる大人になりましょう。コミュニケーション能力は働く上でとても必要になってきます。

だからといって、現在コミュニケーション能力が乏しい学生を見捨ててはいけません。その子にだって魅力はあるはずです。短時間のインターンシップで学生のことを理解することは無理なのです。だから、言葉を選ばずに言うと学生に種を撒くのです。

貴方の気遣いで、その内向的な学生が企業に魅力を感じ、もし入社することになったら、思わぬ成果を出す遅咲きの花になり得る人材かもしれません。貴方のした何気ない気遣いが、将来的に企業に多大な利益をもたらす可能性があると言うことを忘れないでくださいね。学生と関わる人事の方にはそれだけ大きな影響力があるということです。

その3.嫌われる勇気を持てていますか?

インターンシップのプログラムは大半の企業がグループワークやグループディスカッションを導入しています。そして、数分の発表があり、その後にフィードバックがあるという流れが定番だと思います。そのフィードバックですが、実は学生の心を掴む企業の腕の見せ所になっていることを自覚してほしいです。

フィードバックを楽しみにしている学生も多いので、よく出来ているや完成度が高いなど抽象的で耳障りの良い言葉を並べてあっさりとフィードバックを終わらせてはいけません。働かれている皆さんなら分かると思いますが、就職活動ってとても大変ですよね。面接のフィードバックでは褒めてくれたのになんで落ちたんだろう?このようなことは結構あります。学生はモヤモヤしますよね。

就職活動を通して指摘してくれる人って意外と少ないんですよ。人のために怒ることや注意することって労力のいることですよね。それができるのは本当に相手のことを思っているからだと思います。「8割の肯定と2割の指摘」を心がけてみましょう。大半の方は8割の肯定をよくできていると思うので、個別に肯定のフィードバックをすることをお勧めします。

そうすれば、学生自分のことをきちんと見てくれていたんだという印象を抱きます。ある大手出版会社のインターンシップでは「教育的観点で物事を見れている」「リーダーシップがあり、話をまとめることが上手い」など個別にフィードバックをしているそうです。

次に、2割の指摘では、時間配分を最初に決めることができればよかった、仕事量が平等でなかったなど発言の質よりもチームで課題に取り組めていたかに関する指摘だと良いでしょう。発言の質についてはポテンシャルに過ぎないので、指摘しても効果は薄いでしょう。仕事はチームで行うので、協調性やチームに関する指摘をしましょう。

指摘をもらったら学生は次からその改善点をより良くしようと頑張ることができます。学生に綺麗事を並べて良いことばかり言っている社員より、学生に真剣に向き合い指摘をしてくれる大人を学生は求めています。指摘することは勇気が入りますよね。でも大丈夫!今こそ、嫌われる勇気を持って学生の心を掴める素敵な大人になりましょう!