「自社のオウンドメディアを成長させるために、コンサルに相談したい」「コンサルを依頼すれば本当に成果が上がるの?」今回は、そのような不安を持っている方のために、オウンドメディアのコンサルティング支援・運用代行について紹介していきます。
目次
オウンドメディアで失敗してしまう原因
オウンドメディアの運用において、失敗してしまう原因として挙げられるのが、コンテンツの少なさです。
オウンドメディアの集客力を高めるには、最低でも100記事は必要だと言われています。実際に、コンテンツの数が少ないオウンドメディアは成果が出ていない事が多いのです。
また、ある程度の集客力をつけるには、長期的な目線を持って運用しなければいけません。ただ、コンテンツが多ければ多い方が良いということではありませんが、少ないのはもっと良くありません。
記事数は最低でも100以上にし、できれば記事の文字数は2,000文字以上が望ましいでしょう。2,000文字というのは、平均して3分で読み終える内容になります。これくらいの文章量ならストレスなく読者が読むことができるのです。
次に失敗している原因としては、サイトのコンセプトがズレてしまっていることが考えられます。最初に設定した目標を現実化する内容になっているのか、見直す必要あります。
記事内容も自社の言葉ばかりになっていないか、露骨な誘導記事になっていないか、レギュレーション(運用ルール)が厳しすぎないか、逆にレギュレーションが緩すぎて企業イメージを悪くしていないかなど、記事が原因で失敗することはよくあります。
また「結局このサイトは何が言いたいのだろう」という出口がわからないようなサイトも失敗してしまいますので、ただ便利なサイトではなく、きちんと出口を設定して利益が出るようにしなければなりません。
結論をまとめると素人だけで運用すると間違いなく失敗します。「オウンドメディアくらい簡単だろ」と思って運用する企業が多いですが、ほぼ失敗します。
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コンサルティングを依頼すればPV数は変わるのか
オウンドメディアをコンサルティング支援・運用代行してもらうと、PV数は上がると言ってよいでしょう。
ある企業がオウンドメディアをコンサルティングを開始した時の状況は、オウンドメディアを運営している企業の1人が片手間で立ち上げており、記事はランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングでライターに依頼している状態でした。
もちろん、社内のメンバーもライティングをしていますが更新が追い付かずクラウドソーシングを利用していたようです。更新頻度は毎日1記事ずつしており、1記事あたり500~1,000文字で構成されていました。
ですが、オウンドメディアを担当している方はメディア未経験で、半年経ってもオウンドメディアの伸びが悪かったそうです。ついにはサイト閉鎖も検討しなければいけなくなりました。その時点になり始めて外部の専門家を入れることを始めました。
コンサルティング会社は最初に5つのことを実施しました。
まず1つ目は、WEBでメディアを運営する上で「考え方を変えてもらう」ことです。「オウンドメディアはすぐに結果が出るものではなく、最低でも半年から1年は試行錯誤が必要」ということを伝え、運営をあきらめると決定するのは1年後にしようと伝えました。
そして1日に500PV数を超えたら祝賀会、1000PVを超えたら祝賀会など目標を設定してやる気を持続させるようにしました。
2つ目にコンサルティング会社が行ったことは「読者がどの経路を通ってサイトに流れ込んでいるかを調査する」ことです。これをするだけで、どれくらいの経路が存在するのか把握できますので入口が広がりますし、戦略を広げることもできます。
また、一番多く使われている経路を使ってオウンドメディアを構築することで、さらにPV数を増やすこともできるのです。
3つ目は「記事の作り方の指示」を行いました。
読者が思わず読んでしまうようなタイトルになっているのか、導入文でコンテンツの内容がきちんと説明できているのか、読みやすい記事になっているのか、ターゲットがきちんと設定されているのか、読者のニーズに合っているのなど、読者目線の記事を書くための設定を行いました。
4つ目は「SEOを意識したコンテンツにする」ということを行いました。
これは、オウンドメディア運用を成功するには必要不可欠なことです。記事内容がきちんとSEOを意識して書かれているだけでPV数も上昇します。
最後の5つ目にオウンドメディアだけではなく、「口コミや評判を利用して運用するアーンドメディアを活用する」ということです。
オウンドメディアとアーンドメディアを併用することでPV数は各段に上昇します。
この結果、コンサルティング前は月間12万PVしかなかったオウンドメディアが、コンサルティング開始から3カ月後には22万PVという桁違いのPV数に上がったのです。
しかし、オウンドメディアはPVを獲得することがゴールではありません。コンバージョンに繋がらないのであれば、何の意味もないです。コンサルティングを依頼する際は、コンバージョンを増やすところまでコミットしてくれる会社を選んだ方が良いでしょう。
コンサルティング支援を依頼するメリットは?
コンサルティング会社はオウンドメディアのプロ集団と言っても良いでしょう。自社だけで制作できると思っていても、プロにコンサルティングしてもらうことで生じるメリットはたくさんあります。
まず、現在のオウンドメディアの欠点がわかりますから、改善することができますし、自分たちでは考えもつかなかったような戦略やアイデアも出てくるでしょう。
また、実際に今どれだけの成果が出ているのかを明確にしたり、ゴールの設定をもっと詳細にしたりと、PV数アップにつながるでしょう。しかしながら、PV数がアップするだけでは利益には結びつきません。
クリック率やコンバージョンを意識して運用できる、成果にコミットしたコンサルに依頼すべきです。
コンサルティング会社に依頼するのは費用がかかりますが、長い目で見るとコンサルティング会社を利用し、自社オウンドメディアを構築していく方が自分たちだけで構築するより、後のメリットになることが大きいのです。
企業コンサルティングの成功事例
弊社では、以前からオウンドメディア運用のコンサルティング支援・運用代行をさせて頂いております。立ち上げから関わらせて頂いた企業も多いのですが、その中でも弊社が立ち上げからコンサルティングをさせて頂いた、中小企業の着物レンンタル店の事例をご紹介致します。
こちらの企業は、渋谷・池袋・銀座・横浜の4店舗を構え、様々な着物をレンタルしている企業です。
弊社が重点的に取り組んだこと
こちらの企業のオウンドメディアのコンサルティングをさせて頂くにあたり、以下の2点を重点的に行いました。
・ユーザーの役に立つ質の高くなるようにコンテンツを設計していく
・コンテンツ数を増やすために、3ヶ月で200本のコンテンツを作成する
記事の質を保つことを最優先としながらも、立ち上げ期ということで記事の数も増やしていきました。
質を保つためには、キーワード選定から小見出しの設計、具体的な内容の決定といった細かい部分までを綿密に設計することが重要ですので、その点についてコンサルティングをさせていただきました。
これらの施策の方法については、以下の記事をご覧になっていただければと思います。
どれくらいの成果が出たのか
弊社がコンサルティングをさせて頂いた当初は、立ち上げということでもちろんアクセス数は0でしたが、質の高い記事を製作し続けた結果、アクセス数が最も多い日は1日で1万アクセスを超えるまでに成長しました。
また、月単位でも20万アクセスを超え、安定して見込み客を獲得できるようになりました。その結果、店舗に来店される方が大幅に増え、着物のレンタル数も劇的に増えたとの事です。
成果を出すことができた理由
こちらのオウンドメディアが成長ができたのは、質の高いコンテンツを作成できたからだと考えております。ユーザーに役立つコンテンツになるように設計することでユーザーに評価され、検索エンジンにも評価されました。
その結果、来客数を継続的に増やすことができましたので、ユーザーに役立つコンテンツになるように設計することが最も重要なのではないかと考えております。
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まとめ
オウンドメディアは今注目されている情報配信方法の一つですが、どんな業界にもプロがいるようにオウンドメディアにもプロが存在します。オウンドメディア運用を成功させるためにはコンサルティング支援・運用代行を活用することも頭に入れておいた方が良いでしょう。