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メタディスクリプションは意味ない?Googleが勝手に書き換える仕組みと活用法

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メタディスクリプションってSEOに効果あるの?」「どうせGoogleが勝手に書き換えるから意味ないのでは?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実際、Googleは検索クエリに応じてmeta descriptionを動的に生成するため、指定したテキストがそのまま表示されるケースは少数派です。では本当に設定する意味はないのでしょうか?

この記事では、Googleが書き換える仕組みや採用されやすい条件、そしてクリック率(CTR)やSNS対策の観点から見たmeta descriptionの重要性についてわかりやすく解説します。

メタディスクリプションの基本

メタディスクリプションは、検索結果に表示されるページの概要文です。SEO順位に直接影響を与える要素ではありませんが、ユーザーのクリック率(CTR)を左右する重要な要素のひとつです。

Googleはメタディスクリプションを書き換える

実はGoogleは、用意したメタディスクリプションをそのまま表示するとは限りません。調査によると、指定したdescriptionタグがそのまま使われる割合はおよそ 2〜4割程度 にとどまります。

検索クエリに合わせて本文から抜粋し、よりユーザーの意図に近い説明文を生成する仕組みがあるためです。

この仕組みがあるためWebマーケターの中でも意見が分かれており、「ちゃんと設定しても意味ない」と考えている方もいます。

Googleが書き換える理由と典型パターン

Googleはユーザーの検索意図により合致すると判断した場合、ページ本文から最適なスニペットを生成し、指定のdescriptionを置き換えることがあります。

書き換えが起きやすい典型パターン

  • 検索クエリとdescriptionの語句が一致していない/関連が弱い
  • 内容が曖昧・一般的すぎる、あるいは広告的で情報価値が低い
  • ページ実内容と乖離している(タイトル・見出しとの不整合)
  • サイト内で同一のdescriptionを使い回している

したがって「必ず表示される」とは考えず、動的書き換えを前提に、本文や見出し自体の質と整合性を高めておくことが重要です。

「意味ない」わけではない理由

  • CTRのコントロール余地:採用された場合、意図した訴求でクリックを獲得できる。
  • SNSシェア対策:Twitter(X)・Facebook・LINEなどのプレビューに流用されやすい。
  • クエリ一致で採用率UP:主要キーワードと要点を含めると、Googleに選ばれやすい。

採用されやすい書き方(80〜120字推奨)

日本語環境では、PC・モバイル双方で切れにくく読みやすい80〜120字が目安です。

重要情報は冒頭に集中させ、自然な形で主要キーワードを含めましょう。

ワードプレス(導入テーマ)によっては「最大160文字」と書かれていることもあるため、160文字が正しいと思っている方がいますが、当社は100文字前後を推奨しています。

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作成の基本フォーミュラ

[主要キーワード] + [記事の結論/ベネフィット] + [具体性/差別化要素] + [期待できる結果]

  • 主要キーワードは冒頭30字以内に入れる
  • 具体的な名詞・数値を1つ入れて信頼感を出す
  • 煽りすぎ・誇大表現は避ける(書き換え対象になりやすい)
  • ページごとにユニークな文面を用意する

良い例・悪い例

良い例(約112字)

メタディスクリプションはGoogleに書き換えられることもありますが、CTRとSNS対策に有効。80〜120字で要点とベネフィットを明確にし、主要キーワードを自然に含めましょう。

悪い例(曖昧・広告的)

今すぐクリック!お得情報満載!最高の結果を保証します!詳細はこちらからチェック!※具体的な内容やキーワードが不足しています。

悪い例(使い回し)

当サイトの解説ページです。詳しくは本文をご覧ください。※複数ページで同一文面を使うのはNG。

とはいえ、数百記事を再設定するのはしんどいと思います。当社では低価格でmeta descriptionの最適化設定を承っています。

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採用率を上げる実装・運用のコツ

  • 本文冒頭の要約を充実:Googleが本文から抜粋する際の“素材”を用意。
  • タイトル・見出しと整合:H1/H2とdescriptionの主張を一致させる。
  • ページ固有のdescription:カテゴリ一覧・詳細ページなどで重複を回避。
  • テンプレ化しつつ手作業で最終調整:大量ページでも個別要素を差し込む。
  • OGPも併せて整備:og:titleog:descriptiontwitter:cardでSNS表示を最適化。
  • ABテスト的に改善:Search ConsoleでCTRの推移を見て、文面を定期的に見直す。

よくある質問

Q. 文字数を超えるとどうなりますか?

表示幅を超えた部分は省略されます。特にモバイルでは短くなるため、重要情報は冒頭に配置してください。

Q. あえて空欄(未設定)でもいい?

可能ですが、コントロールの余地を放棄することになります。最低限、重要ページは設定を推奨します。

Q. 同じdescriptionを複数ページで使ってもいい?

非推奨です。重複は情報価値を下げ、書き換えやCTR低下の一因になります。ページ固有の内容を反映しましょう。

Q. どれくらいの頻度で見直すべき?

主要ページは四半期に一度を目安に、Search ConsoleのCTRや掲載順位の変化を踏まえて更新すると効果的です。

Q. SNSシェアはmeta descriptionが使われますか?

多くのプラットフォームではOGP設定(og:description)が優先されます。descriptionと整合させつつ、SNS向けに最適化しましょう。

まとめ

メタディスクリプションはGoogleに書き換えられることがあるため「必ず表示される」わけではありません。しかし、採用された際のCTR向上やSNSプレビュー最適化という観点から、戦略的に設計する価値は大きいと言えます。

80〜120字で要点・ベネフィット・主要キーワードを明確にし、本文や見出しとの整合性を高めつつ、Search Consoleで効果検証と改善を繰り返しましょう。

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