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オウンドメディア運用の失敗理由9選

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オウンドメディアの担当者になると、何かとやることが多いですし、時間に追われた中でもコンテンツを選定したり、作成したりと効率よく動くことができず、焦りばかりが先に出てしまう場合があります。

そこで経験談から、オウンドメディア初心者が陥りがちな失敗をご説明していきますので、このような点に注意しましょう。

1:コンセプトが明確になっていない

コンセプトを曖昧なまま見切り発車をしてしまうと、全てのことが曖昧になってページも良いものができませんし、コストもかかる傾向があり失敗してしまいます。

ターゲットをきちんと設定し、「誰に、何を、どのように、どうやって、いつまでに、いくらで」という内容をしっかり明確にしていきましょう。

コンテンツの修正は、後からするにはとても難しいものです。ですので、コンテンツは必ず最初にしっかりと決めておかなければなりません。

2:サイトを作るために費用をかけすぎる

オウンドメディアを構築するにはどうしても費用が必要です。ですが、いくら質の高いオウンドメディアにしたいからと言って、費用をかけすぎてしまっては採算が取れなくなってしまいます。

自分たちでできるところは自分たちで行い、外注にした方が利益がでるところは外注にするなど、費用対効果を考えてオウンドメディアを構築してしかなければなりません。

3:ページタイトルを簡単に決めてしまう

さすがに、これをしてしまうとSEO対策が全くできていないサイトやページができてしまい、アクセス数も上がりません。

特に、タイトルは入念に検討しなければなりません。タイトルの候補がいくつか出たら、必ず検索キーワードで確認をし、SEO対策も含めて検討していくようにしましょう。

4:SEOの知識がほとんどない状態で運用開始した

これは初心者にとても多く、SEOのことがいまいちよくわかっていない状態で、「勉強しながらすればいいか」と安易な考えで見切り発車をしてしまった場合に失敗します。

経験者はSEOに詳しい人がいればよいのですが、そうでない場合はSEO対策の知識を十分勉強してから運用することが大切です。

SEO対策ができないということは、オウンドメディアの運用もできないということですから、普通に考えれば運用できないのですが、それすら分かっていないようでは失敗してもおかしくありません。

オウンドメディアを運用するにはSEO対策が必ず必要になりますから、しっかりと学んでから運用開始しましょう。

5:コンテンツの数が100以下

オウンドメディアの記事数が100以下の場合、検索エンジンの評価は低い状態のため、アクセスを集めることが難しくなります。

サイトが検索エンジンに評価されるためには、ある程度コンテンツ量が必要だとしっかりと認識し、時間をかけてでも記事数を100以上掲載するようにしましょう。

6:記事の質が低い・宣伝が多すぎる

掲載されている記事が、ユーザーが求めている情報ではなく、自社の宣伝ばかりになってしまうケースがあります。ユーザーは、自分が求めている情報が載っていないとわかると、すぐに離脱してしまいます。

膨大に存在するWebページの中から自社の記事を読んでもらうためには、自社が発信したい情報ではなく、ユーザーが知りたい情報を読みやすい形で発信する必要があります。

SEO評価の大きな要素である外部リンクを集めるためにも、質の高い記事を読んでもらうことでユーザーに「紹介したい!」と思わせる必要があります。

7:人手が十分でない

オウンドメディアは、コンテンツの企画・編集・更新・SNSの活用など、様々な業務があります。すべての業務を一人で行うのは難しいため、外部ライターへ依頼するなど外注を活用する必要があります。

しかし、外注に予算が割けない場合は、社内の人に記事作成を依頼しましょう。複数人で担当し運営する場合は、マニュアルやガイドラインの準備が必要です。役割分担や、誰が内容を確認するのかなど責任の所在を明確にしましょう。

8:ユーザーアクションまでの導線が考えられていない

せっかくユーザーがサイトを訪れても、コンバージョンまでの導線が描けていないと、マネタイズに結びつきません。ユーザーアクションまでの導線が適切に配置されているか確認しましょう。

例えば、お問い合わせページへのリンクを貼る場所やリンクの形式(テキスト、バナー、ボタンのどれが適切か)を塾考し、見直しましょう。また、内部リンクのチェックも必要です。ユーザーがサイト内をより多く回遊することにつながり、サイト全体の評価が上がるでしょう。

9:見込み客へのフォローが十分でない

せっかくお問い合わせや資料請求などのコンバージョンに結びついても、フォローがきちんとできなければ、見込み客を逃してしまいます。

見込み客の獲得を目的にしている場合は、コンバージョン後も顧客へ働きかけを行い、売り上げにつながるようフォローが必要です。コンバージョンから売り上げになるところまで、ストーリーを設計しましょう。

お問い合わせ後「だれが」「いつまでに」対応するか、「どれくらいの頻度で」見込み客に連絡を取るのかなどを決めておきましょう。集客担当と営業担当を分担している場合は、進捗をこまめに確認するようにしましょう。

Webマーケティング担当者が意識すべきこと・心構え

では、Webマーケティング担当者が失敗しないためには、どのような心構えで何に意識をすればよいのでしょうか。

まずは、必要なスキルを身に着けることです。PCスキルとしては、アクセス解析やHTML、CSS、それぞれのツールの使い方、JavaScript(プログラミング言語)、WordPressの使い方や知識は必ず必要です。

また、数値の分析に必要はKPI(重要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指数)の知識も必要です。そして、担当者として一番大切なことは常にアンテナを張り巡らせ、ユーザーがどのような情報を求めているのかを把握しておかなければなりません。

ただ、ユーザーが必要な情報をとにかくアップするということではなく、その情報とマーケティングの方向性が合っているかの判断も必要になります。担当者の心構えとしてはWeb業界の情報や技術の進歩は常に変わっていきます。

そのため常に、その技術や情報を把握し学んでいかなければなりません。そして、学んだことをマーケティングに活かしていくということを意識することが大切です。学ぶだけで、活かすことができなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

Webマーケティングの担当者は、学ぶだけではなく「Webを通じて自社の利益を生み出す」ことを意識して、目標達成に尽力しましょう。

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まとめ

まずコンテンツマーケティング自体をなぜ始めるのかを明確にしましょう。そのコンテンツマーケティングを通じて何を実現したいのか、達成したいのかという目標を必ず設定しなければなりません。

何を実現したいかによっては、コンテンツマーケティングではなく他の方法の方が利益が上がる場合があります。そうならないためにも、コンテンツマーケティングにする意味をしっかり明確にしておきましょう。

Webマーケティングは難しいと言われていますが、そこを任されるという事はそれだけの能力があると認められているからだと思いましょう。

Webマーケティングの知識がなくても、SEOのことがわからなくても、あなたならできると判断されたから任されています。

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