ブログ

indeedの特徴・活用方法・成功事例・求人原稿改善の秘訣

現在、世界中で毎月2億人、日本国内でも数千万人が利用しており、国内でも日々知名度を上げている世界最大の求人サイトでもあり求人検索エンジンでもある「indeed(インディード)」。

利用者数の多さから企業の応募数や採用数にも大きく好影響を及ぼせる可能性を秘めていますが、新興サイトでもあるため具体的にどのような方法を用いることで効果的に利用できるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は自社媒体(採用HPなど)での正社員採用におけるindeed活用の最大化を図る秘訣についてまとめました。

indeedが販売するのは求人広告ではなくリスティング広告

リクルートが買収した世界的な求人メディアindeedは、SEOにはめっぽう強くて集客力は国内トップクラスを誇ります。この求人メディアはいわゆる検索エンジン型で、求人サイトの求人情報をクロールして横断検索、クリックすると求人サイトへとユーザを誘導するというサービスです。

2016年頃からテレビCMも投入するなど本格的なマーケティングを実施。強い集客力だけでなく、クライアントへの認知度の向上にも力を入れ、販売強化への布石を打ち続けています。

indeedの収益源は検索結果ページに表示するクリック課金型のリスティング広告です。GoogleやYahooのリスティング広告も有効ですが、多くの企業が使っているため価格が高騰し、コスト高であまり魅力のない集客施策となってしまっています。

しかし、indeedのリスティング広告なら、かなり良い数値で人材採用を狙うことができます。当初はネット経由でのマーケティング頼みでの販売体制でしたが、買収元であるリクルートの販売ネットワークを使って、2016年頃から一気に販売攻勢をしかけています。

① エントリーの募集要項ページは職種別・エリア別で作成する

Indeedの特徴の一つとして挙げられるのが働きたい「キーワード」と「勤務地」を掛け合わせることで仕事を検索できる点です。

キーワードはindeed上の検索ページの補足文として【職種、キーワード、会社名】という文言が記載されていますが、実際は職種をキーワードとして入力するケースが最も多いと当時の営業担当の方から伺ったことがあります。

同様にエリアで検索するための項目が設けられているので、少しでも多くの人の目に止まるような求人にしたい場合、ユーザーが求人検索のために入力する可能性の高い職種名と勤務地名を、募集要項ページに記載するべきだということになります。

ポイントは複数の職種や勤務地の求人情報を1枚の募集要項ページにまとめないことです。

例えば自社HP上の営業職の募集要項ページには、その時点で求人を行っている勤務地をすべてまとめて記載してしまうと、複数のエリアが募集地欄に表記される求人票はindeed内で全国案件と呼ばれ、勤務地を特定した検索ワードによる検索結果画面で上位表示されにくくなってしまいます。

したがって、募集要項ページは勤務地別で作成するとindeed内では検索順位が向上しやすくなります。

②情報量の目安はPC上の画面で1スクロール分にとどめる

求人内容や会社情報は、読み手に対してできればたくさん魅力を伝えたいところです。

しかし、文章が長すぎると本当に伝えたい内容や求人上で大切なポイントが不明確になってしまい、離脱率が高くなってしまいます。ただし、反対に情報量が少なすぎると、応募の意思決定に結びつかないケースを生じさせてしまいます。

求人内容に関するページ上で伝える内容は、パソコン上の画面で1スクロール分程度にとどめておき、そこで伝えきれなかった内容は別のコンテンツやサイトで求職者に知ってもらえるように、情報を伝える方法と分量を工夫しましょう。

③関連キーワードを必ず記載する

indeedには【キーワード】と【勤務地】で求人を検索できる特徴があります。そのため、自社の求人を検索してもらう上で、直接的には関係がなくともバッティングしたい業種や職種のキーワードを求人票内に記載することで、偶発的に求人を目にとめてもらえる可能性があります。

例えば、自社で求人を掲載したい職種が『営業職』だとします。もちろんキーワードとして、『営業経験者』や『営業職』というワードは必ず記載すべきですが、「飲食店や衣料品店での接客経験者も今回の求人の人材要件として当てはまる」といった場合、『接客』『レストラン』『アパレル』といった関連キーワードを求人票に記載することが、より有効応募数を増加させる手段のひとつになります。

業種・職種未経験者の案件の場合であればなおさら、たくさんの母集団を形成できる効果的な手法と言えるでしょう。

indeed効果事例

東京都の企業(接客サービス業界)からの依頼で原稿改善したところ、月20万円の広告費で34名の応募が集められ、その3分の2にあたる22名が面接まで進んでくれました。

応募単価が5000円代(有効応募単価9000円)と従来の掲載課金型の媒体よりも非常に精度の高い応募経路となっています。

職種別・エリア別でのエントリーページを作成することで、欲しい職種・エリアの求人にのみ応募を集中させる施策が取れ、ムラの少ない採用活動に繋がっていると考えられます。

一方で、indeed上での応募効果を最大限高めるため、自社HPのエントリーページと共にindeed上で求人票を作成(約15案件分)するなど、手間のかかった部分もあります。ただし掲載した結果、そこからも応募が全体の4分の1程度獲得できたので、有効な施策となりました。

まとめ

indeed上で求人票を作成すること自体は無料のため企業にはぜひ取り組むことをおすすめします。

ちなみに、indeedの広告運用をサポートしてくれている代理店にindeed上の求人票作成を依頼し、コストをかけて工数を削減するも可能です。

コストをかけなくとも工夫次第で効果がより高められる媒体であり、有力な採用チャネルとなり得るindeedについてまとめてみました。上記のポイントをもとに自社の採用ページに工夫を加えてみてはいかがでしょうか。